これまでの老後資金準備に関する記事では、元本保証の商品を想定して書いてきました。
今の低金利のもと、少しでも有利な方法をご紹介しました。
ただし、私自身は今までご紹介したようなことをしているかといえば、答えはNOです。
少しリスクが取れればもっと効率的に資産づくりができるからです。
超低金利と裏腹に安倍政権発足以来、株高は続き、資産をガッチリ増やしている人もたくさんいます。
NISAなどと相まって、投資経験のない人もリスクのある運用に関心を持つようになってきました。
円高で市場が低迷しているときに経験のない人がリスクのある商品への投資を始めるのはちょっとハードルが高いかもしれません。
けれども、相場が活況を呈している今なら、ムリなく一歩踏み出せるのではないでしょうか。
投資といっても老後資金を準備するなら、いきなり株の現物取引デビュー、なんてちょっとミスマッチです。
長期で資産づくりをする基本は、
1.時間を味方にする
2.いろいろな資産に分散して投資する。
3.できるだけローコストで
です。
皆さまが持つイメージよりずっと地道なものです。
私は投資信託の積立などで「じぶん年金」を作ってきました。
積み立てのメリット
1.まとまった資金は必要なく、少額の資金から誰でも始められる。
2.毎月、銀行口座や証券口座から一定額が引き落とされ、手間いらずで続けやすい。
3.毎月一定額を買い付けることで購入価格が平均化し、価格上昇、下落の影響を受けにくい。
3.は少し難しいかもしれないので別の記事でご説明しますね。
できるだけ早い時期から毎月コツコツと自動積立方式で積み立てを行い、１年に１度程度資産状況をチェックする仕組みを作りましょう。
それさえやってしまえば、それ以上のことはほぼ何もしなくても大丈夫です。
※今回の記事では、投資信託の積立をご紹介しました。これについては情報提供が目的であり、ご購入をお勧めするものではありません。また、結果を保障するものでもありません。ご購入に関してはご自身の判断でお願いします。
ファイナンシャルプランナー
松田 聡子
